飲み屋のカウンターから仕事をつくれるか? 高知 #ライター交流会 レポート
10月28日(土)、高知 #ライター交流会 が開催されました。台風が迫る中、飛行機が飛ぶのかどうかドキドキの状況でしたが、なんとか無事に会場にたどり着きました。
会場は、これからオープン予定のコリビングスペース「OUCHI」さん 。高知大学の学生さんがオーナーです。
当日は15時スタート予定でしたが、14時30分には会場はすでに交流会状態に。
高知 #ライター交流会 は14:30受付開始、15:00スタートなのですが、すでに皆さん、酒を飲みながら自由に交流している! さすが高知!(笑) pic.twitter.com/JLepTKllim
— 宮脇淳(ノオト代表) (@miyawaki) October 28, 2017
そんな和気あいあいとした雰囲気の中、まずは乾杯からイベントスタートです。高知に乾杯!
そのまま参加者の自己紹介タイムに突入しました。
高知生まれ高知育ちの方から、なんとイベント当日の朝に「高知に移住してきた!」というフリーライターさんまで、個性的な参加者がずらり。今の仕事や参加動機などを手短に話してくれました。
全員の自己紹介が終わると、3人の登壇者によるトークセッションに突入。ゲストは「ほっとこうち」編集長の下村三和さんと、高知来訪は今年だけで10回目(!)という松田然さん(以下敬称略)。司会進行は有限会社ノオト代表の宮脇です。
●高知の良いところは、まだまだ県外に伝わっていない
宮脇:まずは高知の良いところを教えてください。
下村:「人」ですね。食べ物や自然ももちろん魅力ですが、高知の人は本当に魅力的。「ちょっとおせっかい」と言われるくらいの温かさがあります。
松田:そうですね。僕は北海道から沖縄まで自転車で旅をした経験があるのですが、高知の人は「ちょうどいいおせっかい」だと感じました。あと、いいところがたくさんあるのに、その魅力が外にあんまり伝わっていない地域だと思いますね。ビジネスビジネスしていないというか、そこが良いところでも悪いところでもあるな、と。応援したくなる県です。
宮脇:高知にはどんなライター仕事がありますか? 下村さんはやはり、地元のライターさんと仕事をする機会が多いですか?
下村:実は「ほっとこうち」は、ほとんど社内制作なんですよ。編集部員だけで毎月180ページを作成しています。
宮脇:その量を社内でこなせるのはすごいですね!
下村:別冊を出すときなど、業務が増えるときには外部のライターさんにお願いすることもありますけどね。最近は「ほっとこうち」のWeb版をつくったので、そちらで外部のライターさんと一緒にお仕事をしていきたいと考えています。
宮脇:高知によく来るという松田さんは、高知での仕事はあるんですか?
松田:はい。私は、高知の仕事だと、自然や歴史、お祭り、グルメネタを書くことが多いですね。あとは移住してきた人を取材したりもします。
宮脇:高知在住ではないのに、高知案件があるんですね。どうやって高知の仕事を獲得したんですか?
松田:私は居酒屋のカウンターの一人飲みが好きなんですよ。よくお店の大将と話していて、そこから仕事につながることも。知らずに一緒に飲んでいたのが行政関係者で、その場で仕事が生まれる、なんてことが実際にあるんです。
●想定を超えた原稿を書いてくれるライター
宮脇:次の質問にいってきましょう。一緒に仕事をしたいライターさんってどんな人でしょう? 教えてください。
下村:依頼をした後に「これくらいの原稿を書いてくれるだろう」という、こちらの想定を超えるライターさんですね。「ここまで調べてくれたんだ」「ここまでやってくれてるんだ」みたいな。
宮脇:原稿には書ききれないこと、取材メモといいますか、「ほかにはこんなことがわかりました」みたいな一言を添えておいてもらえると、編集者としてはとても助かりますよね。
下村:「おぉ!」と思いますね! そういう方にはまたお仕事をお願いしたいな、と。
松田:私は、丁寧な仕事をしてくださる方はもちろん、「自分の強みを知っているライターさん」に仕事をお願いしたいですね。企画が得意とか、スピードが速いとか、お酒ならなんでも知っているとか。自分で好きなことが分かっている人は、継続力があると思うんです。お金ではなく、夢中になって何かを書ける人と一緒に仕事をしたい。
下村:「ほっとこうち」では、経験がなくても「ライターをやってみたい」という学生やブロガーさんに仕事をお願いすることもあります。「どういう文章を書くんだろう」という期待もありますね。最初は易しい仕事からお願いして、だんだんと任せられるお仕事も増えています。
松田:地方に限らずライターさんは、最初はがむしゃらに書くのも大事だけど、経験を積んだら、媒体や企業の要望まで考えられる人が理想ですね。ただ「文章を書く」だけではなく、それで何を伝えたいのか、何が求められているのかなど、全体を見通せる力を持ってほしいなと。そのためには、そういう話ができる編集者さんと出会うのも大事だと思います。
●質疑応答・交流会から二次会、三次会に……
トークセッション後は、質疑応答の時間から交流会タイムに。
高知 #ライター交流会 が盛り上がりすぎて、1次会終了時点で過去最高レベルに酔っ払っています。これから2次会! ひろめ市場は3次会かなー。 pic.twitter.com/7NJhudrC79
— 宮脇淳(ノオト代表) (@miyawaki) October 28, 2017
#ライター交流会
二次会で呑んだくれatさすが高知٩( ᐛ )و pic.twitter.com/bc3wybgQjK— 安田ケリー (@_YzWorld) October 28, 2017
#ライター交流会、本当に本っっ当に楽しかった。
高知にもいろんな方面で活躍されているライターさんがいらっしゃって、自分の仕事に誇りを持っている姿が本当にまぶしくて素敵で、久しぶりに武者震いした。初めて女性のライターさんと知り合えたよ、嬉しいでよ( ;∀;)
— ひろた かおり (@hiro_parallel00) October 28, 2017
改めて#ライター交流会 #ライター交流会in高知
高知メンバーの皆様
有難うございました(*´╰╯`๓)♬
お話出来なかった方もいたので
次回こそ、名刺交換して、お話したいっ!https://t.co/gUIvy97IG6— ≡西野さんを尊敬している西森さん (@nishiazu0913) October 30, 2017
登壇者の松田さんが当日の様子をブログにまとめてくださいました!
家族のように「人」が温かい、高知 #ライター交流会 【イベントレポート】
レポートや感想を書いてくださった参加者の方も。
「高知 #ライター交流会 vol.01 高知の良さをみんなで再発見する会」に参加しました!(ひろた かおりさん)
【高知#ライター交流会】高知の良さをみんなで再発見してみた!(安田ケリーさん)
参加いただいたみなさま、ありがとうございました!(ライター交流会で初めて集合写真を撮りました)
(文:松尾奈々絵/ノオト)